PEACE BOATで世界一周の旅ーその55  
PEACE BOATで世界一周の旅ーその57

PEACE BOATで世界一周の旅ーその56

アラスカ・スワードへ最後の上陸

PEACE BOATの船旅の最後の寄港地はアラスカのスワードという小さな港町でした。この船旅で寄港した都市は、ここを含めて20都市でした。南アフリカのポートエリザベス、イギリスのティルベリー、ニューヨーク、パナマのクリストバルは2日間の接岸でしたが、残りの16都市はすべて1日だけの寄港地でした。

スワードは、アラスカ山脈を背後に控えた港町で人口は3千人。アラスカ鉄道の終着駅になっており、夏から秋にかけては観光客で賑わう町です。夏と言っても上陸した日は、濃い霧に包まれ、時折、雨が振る寒い日でした。

0IMG_7694完全防寒スタイルで上陸しました。この時期、酷暑の日本では考えられない服装です。地球の大きさを知りました。

 過酷な自然の中で生きる動物たち

鬱蒼とした針葉樹林帯とそれをまとった山々ですが、冬になれば雪と氷に覆われ、短い夏の期間でもこの日の天候のように肌寒く、霧や雨模様の日が多いようです。寒帯地帯の植物が濃い緑の重層の山並みをつくっており、際限なく自然景観が広がっています。雄大という言葉では表現できないような圧倒的な植物と山の中では、多くの動物たちが生息しており、野生動物保護センターを見学するツアーに参加しました。

1IMG_7697アラスカの過酷な自然環境の中でも様々な動物たちが生息しており、それを保護する活動も知りました。和名は分かりませんが、長毛に覆われたバイソン、バカでかい角を持った大型のシカ、その他にもクマ、オオカミなどもオリの中に見えました。

2バイソン517310931223969892

保護センターの名の通り、何かの事情で保護された動物たちを保護し、健常になったらまた自然界へ戻すという活動のようですが、広い土地で飼育されている種類別の動物公園のようでした。

体毛の濃いアラスカバイソン、身の丈3メートルはありそうなクマ、オオツノジカなどがのんびりと草を食んでいましたが、見物するこちらはセーターと厚手のコートかジャンパーを着込み、フードをかぶって縮こまりながらの見物でした。

山頂に立っても霧で何も見えず

標高約2千メートルの山までケーブルカーがあり、山頂まで行ってみました。しかし濃い霧の中ではぼんやりした山の景色が見えるだけで、お土産屋をのぞいてから早々に退散して麓のロッジへと帰ってきました。

3IMG_7713ケーブルカーで山頂まで上りましたが、深い霧に覆われてほぼ何も見えず、寒さだけ身にしみるので早々に麓へ戻ってきました。

3IMG_7716

ここで出されたランチは、照り焼きにしたキングサーモンが美味しくて評判でした。あとは中華風の料理をバイキング方式でいただきましたが、滞在時間中はWi-Fi接続で写真やビデオなどデータ量の多いものを処理する作業に精を出しました。最後の寄港地でしたが見学する場所もなく、長い船旅の最後を飾るにしては暇つぶしの時間で費やするというさえない一日でした。

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