PEACE BOATで世界一周の旅ーその17
2024/05/15
乗船一か月
4月13日に横浜港を出港してから1か月が過ぎました。旅程の3分の1ですから早いものです。今日5月14日は、ナミベアのウォルスベイに寄港中です。この地での様子は次のブログに書きます。
一か月間、船で過ごしてようやく、どこになにがあるかが分かり、目的の場所に迷わず行けるまでになりました。引っ越した新住所の周辺のことがほぼ、大まかに分かってきたという感覚でしょうか。
プールの水がダップン、ダップン・・・
大西洋に出てからは海の波浪も穏やかになりましたが、インド洋と大西洋の合流するあたりは、ひどい揺れが続きました。そんなとき「今日も遊泳禁止だよ」という会話を聞いて、どこのことだろうと思っていたら12階にあるプールのことでした。プールも遊泳禁止となり、行ってみると大きな網をかぶっていました。
プールの水の動きを見て仰天しました。ダップン、ダップン・・・とプールの水が大きい波のように揺れ動き、オーバーフローした水がプールサイドに乱暴にあふれ、側溝に勢いよく流れ込んだ水がここでもあふれ、プールに戻ってきています。船の揺れが大きいことは感じていましたが、プールの水の大きな揺れを見て、これは大変な揺れなんだと初めて知りました。これではプールで泳ぐことなど不可能です。
仕方なく同じ階のサウナに入りました。こちらは毎日行くようになり、アフターは泡立つジャグジーで一風呂に入った気分を楽しんできました。サウナに行くようになってから夜中の脚の吊りもなくなり、ひところ、船で流行った扁桃腺の炎症も治まりました。
熱も出ないで気分も変わらず、扁桃腺だけごろごろと痰がからまる炎症を起こしていました。多くの人たちがかかっていたので、この船で蔓延した感染症です。診療所でお薬を処方された人もいますが、大体は自力で回復したようですが、筆者はサウナに行って治しました。
プールが遊泳禁止のとき、サウナに付属しているジャグジーも禁止となり、小型の円形プールも禁止でした。お風呂気分で楽しんでいたジャグジーがないのは不満でしたが、海の荒れには勝てません。
食事のレシピの苦労を知る
前にも書きましたが、三食すべて3つあるレストランのどこかでタダで食べられます。アルコール類は各自負担ですが5階と6階にあるレストランは、夜になるとフルコースのディナーになります。こちらに行くときは、原則そして男性は襟付きのシャツ着用、女性もそれなりのファッションが要求されていますが、早い話、Tシャツ、サンダル、半ズボン以外は、大体OKです。
ディナーは前菜、スープから始まってデザートまでフルコースですから横文字と日本語で書かれたメニューから選んで注文します。ディナーには箸はなく、ナイフ・フォーク・スプーンの洋食スタイルです。この料理がなかなか工夫されており、感心しながら食べています。厨房も毎日、同じ乗船客に出すので献立作成には相当な工夫を凝らしているが分かります。
メインディッシュが写真にありませんが、そのうちご紹介します。
14階のバイキングスタイルのレストランは、服装の制限はないので、若者たちはTシャツ、サンダルもいます。こちらの料理も、和食、中華風、エスニック風、インド風など多彩な献立で、飽きさせないで食べてもらおうとする工夫が見られます。
長い船旅、食べることが最大の楽しみと言ってもいいでしょう。ご婦人たちは、三食据え膳付きで、帰国したらどうしましょうという話題がよく出ています。体重計を見ながらの調整にもかなり難航している会話があちこちから聞こえてきます。
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