PEACE BOATに乗船し世界一周の旅に出る その1
PEACE BOATに乗船し世界一周の旅に出る その3

PEACE BOATに乗船し世界一周の旅に出る その2

一直線で200m超の船室廊下

左右の舷側に並んだ船室は、外から見るといかにも豪華客船という風景ですが、中に入って驚いたのは、船室が左右に並んだ一直線廊下の長さでした。全長330メートルの巨大な客船ですから、真ん中に背骨のように伸びた一直線の廊下が200m以上あっても驚くことはありませんが、その廊下を見たとたん、向こうの端が小さく点になっており、人の姿も見分けがつきませんでした。

IMG_5862 (2)

左右の壁はすべて、ホテルと同じような船室になっており、そこに個室から、2人、3人、4人部屋と並んでいます。筆者は、1人部屋の並みですが、入ったところ15平米はありそうで、大きなダブルベッドを備えた広い部屋であり、大きな窓も気に入りました。

乗船客の出会いの会があり参加してみました。席の近隣同士がたちまち仲良しグル-プを形成し、話題はどんな部屋で何人で参加しているかということになり、誰言うともなくそれぞれの部屋を見せてもらう「部屋見学会」となりました。

相部屋の楽しさと難しさ

中部地方から参加した女性は、窓なしの2人部屋でした。2つのベッドが並んだ、ま、行ってみれば大きめのツインルームの感じであり、中央にバカでかい鏡があります。その時点では、相部屋の方がまだ部屋に来ていないとのことでしたが、どこの誰が来るかは未定とのこと。

しかし事務局は、年齢がほぼ同じであり、双方の希望なども勘案して相部屋の人を選ぶそうですが、相性がいいかどうかは実際に生活してみないと分からないらしい。相性が悪いと最悪の旅になるそうで、事務局が最も腐心するメンバー選びということでした。

バルコニーは海と隣接する贅沢でした

2人部屋でもバルコニー付きの部屋に案内されると、広さは変わらないのにバルコニーに出て見ると途方もなく開放的な気分になりました。海と直接ふれ合うことは素晴らしい環境であることを知りました。

3人部屋、4人部屋も見せてもらいましたが、間取りと天井の高さ、他人との間隔などに設計者の工夫が見て取れて、それなりに生活環境としては満足できる間取りになっていました。


Mariko

IMG_5860バルコニーに出てみると海風の快適さに驚きました

3人以上の相部屋は、若い人たちが比較的多いと聞きましたが、確かに学生たちの合宿気分を思い出させるグループも見えており、外国人も混じった華やいだ雰囲気でした。若者たちと雑談を交わしましたが、ショックを受けたのは「日本はもうダメです。みんなそう思っています」という言葉です。3人いた女性がみな、そう言ってうなずきます。

そうなったのは、私たち壮年以上の日本人の責任でもあるのです。3人のうち1人は学生、2人はボランティア活動をしているとのこと。再会を約束して別れました。

交流会で東京人が少ないのはなぜなのか

乗船客の住所別・地域別で交流する会にも出て見ました。都道府県や地域別に分けての交流ですが、東京からきた人の出席者が少ないことに違和感がありました。全員の参加ではないので、大勢参加しているはずの東京からの人は、こうした交流会は出ないか苦手なのか。大都会人の「疎遠で無関心・無関係」に徹する状況がここにも出ているようにも思いました。

もう一つ意外だったのは、お一人参加者が多いことでした。正式な発表はないのですが、7,8割が単独で参加しているようであり、ご夫婦とおぼしきペアは意外と少ない感じでした。

コメント

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長谷川芳樹

おひとり様が多いのですねー。意外です。
東京の人のイベント参加が少ないのは、妙に納得。

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