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物の品質では勝てなくなった日本

コロナ禍とめまい 

 不都合なことが起きるとなんでもかんでもコロナのせいにしがちですが、このところ軽いめまいに襲われ、これはもしやと疑ってみたものです。

 夜中にふと目が覚めて、頭を動かしたとたんに天井がぐるぐると回りだし、思わずベッドにしがみつくことが数回ありました。トイレに起きたとき、戻って横になったときも同じように天井ぐるぐるが続いてあわてました。

 ぐるぐるは、ほんの数秒間ですが、これは三半規管に故障が起きた場合など、あまりよくない病気の初期症状かも知れない。丁度、聖路加病院で定期検診があったので、担当の医師にめまいを訴え、耳鼻科の医師を紹介してほしいと申し出ました。

 「はい、いいですよ」と親切な若い医師は答えましたがすぐに「2か月以上先になりますが、それでは遅いでしょうね」と言う。

 「そんなに、混んでいるのですか?」

 「はい、当院は通常、2か月は先になります。近くの耳鼻科のクリニックに行った方が早いですよ」と言う。

 それで近くの門前仲町の耳鼻科のクリニックへ電話すると「すぐにでも来てください」というのですぐに行ってみました。お医者さんは50歳前後の女医先生で、大きな声で問診が始まりました。それが非常に優しく丁寧で、小学校の児童になった気分でサクサクと答えました。

 大きなレンズ状のお面をかぶらされ、上半身を上下左右に動かし、医師もまた私の頭を抱えていろいろ診断します。立ち上がって目をつぶってという動作の診療もあり、20分ほどで診断結果。つまるところ、運動不足のような話でした。「パソコンの前に長時間、座っていませんか」という問いかけに頷くよりありません。

 コロナ禍になってから外出も散歩もしなくなったので、そのために老化現象に追い打ちをかけるようにめまい症状が来たようです。改善する簡単な体操のイラストをいただき、帰宅後早速、イラストを見ながら体を動かす「簡易体操」を数回試みました。

 恐る恐る、ベッドにひっくり返って体を左右に動かしましたが、軽いめまいがあったはずがウソのように消えていました。ということから、これはコロナ禍めまい症候群という勝手な病名を付けて簡易体操を続けています。

 これはやはり、コロナ禍のひとつではないでしょうか。同じようなこと、つまり体のありこちの異変が高齢者の間で起きているような気がします。

2020年7月12日

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