上海点描・・変貌する中国社会・・下
「知的財産推進計画2015」を読み解く

日本弁理士会の日の記念祝賀会

  7月1日は弁理士の日である。筆者は、1990年代後半から日本弁理士会とはお付き合いがあり、多くの先生方から知財の基本をご教示受けた。

 弁理士の国家試験は、司法試験と並んで日本でもっとも難関国家試験とされている。特許が主体の分野なのでどうしても理系の人が多いが、意匠、商標になると文系の活躍の分野でもあり、最近は理系、文系関係なく多くの有意な人材が弁理士試験をパスして活動している。

 この日のパーティでは、どうしても年配の先生方との交流になってしまう。それでも多くの情報交流があった。中でも関口知財特許事務所の開口宗昭先生の話は、世界が国際化で大きな潮流になっている時代になっているのに、日本は立ち遅れているのではないかという話で盛り上がった。

 開口先生は、主として富山県砺波市のオフィスを拠点にしているようだが、最近、中東諸国での知財の動きを話していただき、非常に参考になった。

 弁理士はいま、世代交代の時期になっているというのが筆者の実感である。古い人たちから若い人たちへ、、その世代交代がうまくいっていない。70歳代の先生方はリタイアして次の世代にバトンを渡すことも重要ではないか。

 この日の懇談で、ある人が語った「私たちのライバルは、若い世代だ」という言葉はとても印象に残った。世代がライバルとは、あらゆる世界で通じる話である。がしかし、これが遅々として進まないのが日本である。楽しくも課題を再認識させたパーティでもあった。

 

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