荒井寿光、馬場錬成「知財立国が危ない」(日本経済新聞出版社)
第1期馬場研の記録

第9回学校給食甲子園大会の優勝は秋田県代表に

 

 第9回全国学校給食甲子園大会を振り返る

 今年の大会も感動の中で幕を閉じた。

 優勝したのは、秋田県藤里町学校給食センターの津谷早苗栄養教諭、桂田尚子調理員だった。秋田こまちのみそ付けたんぽ、枝豆のかわりがんも、白神舞茸のうどん、とんぶりあえという献立は、審査員の間で絶賛された。

 準優勝に輝いたのは、東京都文京区立青柳小学校の松丸奨・学校栄養職員、石川詢華調理員チームだった。2連覇がかかっていた青柳小学校のチームだったが、僅差で秋田チームにかわされた。まさに紙一重の争いだった。

 特別賞や優秀賞、入賞、牛乳・乳製品部門賞など多数の賞が授与されたが、決勝戦に進出してきた12代表は、どのチームも素晴らしい献立、給食内容であり、甲乙つけがたい出来栄えだった。しかし、コンテストである以上、採点による順位付けが出るのはやむを得ないが、つらい審査でもあった。

 学校給食甲子園は、2006年から始まった。2005年から栄養教諭制度、食育施策が始まり、その時期に合わせて学校給食甲子園が始まった。当時、株式会社カイトの社長をしていた土屋達彦さんに相談し、2人で頻繁に打ち合わせをしながら実現の準備を重ねた。 土屋さんは、昨年、がんで亡くなったが、学校給食甲子園の創設で大きな功績があった。

 

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