PEACE BOATで世界一周の旅ーその32
2024/06/05
悲喜こもごもロンドン後遺症
ロンドンの2日間の観光は、土日になったうえ、大規模な2つのデモとサッカーの国際試合が重なり、交通大渋滞などで上陸したツアーは、さまざまな影響を受け帰船後もあちこちで話題が沸騰していました。
オプショナルツアー参加者は、場所によって影響軽微だったグループもありましたが、もろにかぶって観光どころではなかったというグループもいました。
ロンドンの土日は、クローズしている商店や機関もあり、観光施設でも閉館という場所があったようです。何よりも土日は、観光地への人出が多く、接岸スケジュールに工夫がなかったのかという意見も出ていました。
世界観を変えたスマホ文化と自由行動
ツアーグループに対して、それなりに楽しんだのは個人で自由に市内を観光した人でした。電車や地下鉄、タクシーなどをうまく利用して目的施設に直行し、デモに遭遇した人もいましたが、異国のデモ風景を見てそれなりに「観光」になったようでした。英語が通じることも自由行動に駆り出した理由になっていました。
話を聞いていて感心したのは、年代に関係なくスマホをうまく利用していることでした。若い人たちのスマホ利用術は別として、60歳代以上の高齢者の方たち、特にご婦人の方のスマホ利用術が筆者の想像を遙かに超えて習熟していることに感心しました。というよりも感心する筆者の方が未熟者にとどまっているのでしょう。そういうことを感じることが、ままありました。
焼酎のボトルキープ、3千円。夕食時になるとボトルを出し合って、あちこちで宴が始まります。貴重な情報交換の場になります。
実用的なスマホ活用は、体験がモノを言います。この種のツールは「習うより慣れろ」というように、体験することが最大の習得術になります。さらにご婦人たちは、スキルを伝搬させるスピード感が男性よりも遙かに早い。
ご婦人たちはきめ細かく、地図や施設の検索や確認。地下鉄などの交通情報の検索と確認。種々の買い物情報など実にきめ細かく情報を入手していました。
男性は気がついても機会がなければ黙っていますが、女性はおしゃべりの中であっという間に伝授していきます。そのような場面に出くわすと筆者は、関心しきりということになります。外国旅行でのスマホ利用は、想像以上の武器になることを船旅で感じました。船内でのWi-Fi利用を始め、うまくこのツールを使いこなせば、格段に便利で効率のいい旅につながっていくようです。
情報交換の重要な場になっています。
一方で「スマホなんて関係ねえよ」と語っている一群の人たちもいます。PEACE BOATでは、さまざまなプログラムを準備して提供し、さらに乗船客が自主的に余技や趣味を披露・伝授して楽しませてくれるプログラムが毎日、開催されています。1500人の小さな「村」が息づいていることを実感する日々でもあります。
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