PEACE BOATで世界一周の旅ーその23
2024/05/23
洋上・大運動会の開催
待ちに待った洋上大運動会が開催されました。4チームに分かれた対抗戦です。赤・青・緑・黄色の色分けですが、誕生日で所属チームが決まります。
2,3,5月生まれが赤軍団
4,6、8月生まれは緑軍団
7、9,10月生まれは青軍団
1,11,12月生まれが黄色軍団
筆者は11月生まれなので黄色軍団に所属しました。
若手主導で応援合戦の練習
開催のほぼ一か月前から所属する団の若手が集まり、応援パフォーマンスの練習や競争種目への対策などを練り始めました。若手と言っても30歳代以下の人が多く、年配層はただ、参加するという感じでした。それでも開催日が近づくと所属する色が何かで話題が出たり、ついでに誕生日にまつわる話で盛り上がっていました。
船上での運動会と言っても最初はピンときませんでしたが、12階は広々とした空間があります。真ん中にプールを挟んでチェアが並んでいますが、通路は広く余裕があります。その空間を利用していくつかの運動会プログラムが組まれていました。
主催者のPEACE BOAT関係者に聞いたところ、1500人の乗船者のうち運動会に参加した延べ人数は1000人くらいだと言います。ちょっとだけ顔出ししという人も大勢いましたが、やはりどんなものかと見物に出かけた人が多かったようです。
大型船とはいえ、船上で運動会が開かれるとは想像できませんでしたが、会場に行ってみれば、それなりの空間はあり、高齢者たちもたちまち童心に返って応援する姿が見えました。やはり対抗戦はいいものです。
筆者の所属する黄色軍は、意気のいい女性軍団が、文字通り黄色い声をあげて開催冒頭から大張りきり。
そこへ台湾のグループも加わって気勢をあげて、いよいよ盛り上がっていました。
となりの赤軍団も団結を誇る気勢をあげて、対応意識を燃やします。
障害物競走があって、さまざまな障害を越えてリレー式に競争するもので、年齢に関係なく、大競争になっていました。
運動会を盛り上げる綱引きもありました。黄色軍団は、用意ドンのかけ声とともに赤軍団にあっという間に引き込まれての大負け。年配層からは、「勝負になっていないのは、タイミングの問題。一斉に腰を据えてかからないと簡単にやられる」という悔しいコメントが飛んでいました。運動会の定番の玉入れです。自分たちの所属する色の玉だけを籠に入れる競技ですが、これが年配者にも受けて大歓声の中で玉が飛んでいました。
結果は、緑軍団が優勝。さまざまな種目の点数の合計ですが、緑の587点と最下位の黄色が506点。以外と差がつきました。筆者の予想では、点差がない拮抗した対決に見えましたが、競争とは差がついてこそのものでしょうか。
優勝の発表に、喜びを爆発させる緑軍団の人たち。午前と午後の合計4時間半にわたって展開された洋上大運動会は、多くの感動と団結と歓声と笑いを残して、大西洋のひろい海上に響きわたっていました。
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