PEACE BOATで世界一周の旅ーその8
PEACE BOATで世界一周の旅ーその10

PEACE BOATで世界一周の旅ーその9

船内でPCR陽性者が出る

レストランは、5階、6階、14階とあり、5階が和食系統、6階が洋食風、14階はいわゆるバイキング方式で好きな料理をトレイに載せて思い思いのテーブルで食べています。

5階と6階は、正式なレストランのしきたりがあり、男性なら基本的に襟付きシャツ、スーツ着用が好ましいとされています。Tシャツ、サンダルは御法度であるが、まあ普通の服装なら文句は言われない。

14階のブッフェは、どんな服装でもOKのようで、若者たちは自由な服装で歓談しています。知らない同士で同じテーブルに着くと、自然と食べながらの雑談となります。口火は「どちらから参加ですか」となる。住んでいる場所や都市を聞いてくるのだが、意外と東京からと言う人には出会わない。

そんな雑談のおりに「船内でコロナが出たらしい」という話が出てきました。コロナと言っても変異株なので、あのパンデミック騒動となったコロナウイルスではなく、風邪症状で収まるものでしょう。PCR検査で陽性と出た人のようですが、一応、隔離したようだともいう。

乗員スタッフも入れると2000人ほどの人が、巨大なビル構造の中にいるので、言ってみれば巨大な培養器の中にいるようなものだろう。赤道を通過したあたりだから海上の気温も湿度も高い。船内はエアコンで快適な環境になっているが、一日に一回くらい、海風を全艦に入れて中の空気を全とっかえという訳にはいかないのだろうか。乗船客はいたってのんきな会話をしており、コロナウイルスの威力もほぼなくなってきたようである。

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船はいまセーシェル島に向かってひたすらインド洋を航海しています。寄港地がないから毎日、見渡す限り海を見て過ごすよりない。マレーシアのポートクランを出てから1週間、ひたすら海上を移動する。地球の天体位置も海図も満足になかった大航海時代の船乗りたちは、どんな気持ちで毎日を過ごしたのだろうか。

そんなことを考えながら、屋上デッキの長椅子に身を伸ばしてぼんやりしているとき、誰かが「あれは何だ!」を叫んだので皆が一斉にユビ指す方向を見ると、巨大な虹の柱がインド洋に架かっている。スマホ撮影が始まり、ひとしきり自然の雄大さをこの目で見て誰もが満足した様子でした。

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