石原慎太郎「天才」(幻冬舎)は田中角栄の実像を限りなく語った本である
第125回・21世紀構想研究会の報告

黒川清「規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす」(講談社)

 イントロの書き出しを引用します


 志が低く、責任感がない。
 自分たちの問題であるにもかかわらず、他人事のようなことばかり言う。普段は威張っているのに、困難に遭うと我が身かわいさからすぐ逃げる。 
 これが日本の中枢にいる「リーダーたち」だ。

 政治、行政、銀行、大学、どこにいる「リーダー」も同じである。日本人は全体としては優れているが、大局観をもって「身を賭しても」という真のリーダーがいない。国民にとってなんと不幸なことかー。

 福島第一原子力発電所事故から5年が過ぎた今、私は、改めてこの思いを強くしている。(引用終わり)

 黒川清先生は福島第一原発事故の国会事故調査委員会の委員長として600ページの調査書をまとめ上げた。その調査過程で、原発に向き合う日本の行政は、世界の非常識になっていることも報告されている。いま読みはじめたところだが、必読の書になるだろう。

 

規制の虜 黒川清

 

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