数学者・秋山仁先生の出版記念パーティ
2016/03/26
数学者として異才を発揮している秋山仁先生の出版記念パーティが、3月26日、東京・墨田区吾妻橋のアサヒビール・ゲストルームで盛大に開催されました。
これまで共著を含めて出版した点数は何と276点。うち単著だけで200点に達したので、その区切りに研究者仲間や友人らが集まってパーティを開いたものです。
区切りとなった200冊目の本は、英文の「Treks into Intuitive Geometry」(直観的幾何学の旅)で、動物形状などから各種細工や立体図形を幾何学的な要素で解析した本です。本格的な数学書でありながら、解説は 楽しい会話形式にしたユニークな教科書にしている。おそらく世界で初めての本だろう。オリジナルにこだわる秋山先生らしい立派な本に度肝を抜かれてしまっ た。
定番の出版パーティとは全く違った趣であり、まず由美かおるさんが数学講談「坊っちゃん外伝」を熱演しました。講談師としてデビューしても通じるプロは だしの技能に唖然としてしまった。さすがに由美さんです。この講談に合わせて、秋山先生が得意の仕掛け細工を披露し、アコーディオンの二人演奏で締めくく りました。いつもながらアコーディオン演奏は聴いていて本当に楽しい。
続いてゲスト出演の桂歌助師匠の小噺・掛け合い、そしてジャズ歌手の祥子さんの歌と続いてとにかく最後まで楽しい出版パーティに圧倒されてしまいまし た。秋山先生はやはり天才です。人を楽しませる才気と学問を追及する学才を併せ持った稀有の才人であることを見せつけられました。
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